西舞鶴の竹屋に12月1日にオープンしたばかりの、昼は定食がメインで、夜は、食事、一品料理、他店ではあまり見かけない鴨料理や馬刺し、へしこの茶漬け、こだわりの焼酎などが飲める
『お食事亭　天照』さんに行ってきました。

お店は、高野川沿いのところにあり駐車場も完備してあります。　

それではお店の中に・・・　おっ！？

玄関前に　～お昼の定食～　と書いたメニューが！　
何にしようか考えていると　「唐揚げ定食」当店1推し！！！と書いてあったので　唐揚げ定食を頼もうと入口の暖簾をくぐりました。

「いらっしゃませ～」

入口を入ると、すぐ目の前のレジ横に、見るからに美味しそうな、焼きさば寿司と、大きなだし巻き卵が販売してありました。　

私は、カウンター席に座り玄関前で見たメニューをもう一度確認し、店員さんが、お茶を持ってくるのと同時に注文をしました。

「焼きさば定食お願いします。」

　えっ！？

「唐揚げ定食」から「焼きさば定食」に浮気をした自分に驚きました。
浮気の理由は入口の焼きさば寿司ちゃんの、あの脂ののったふくよかなスタイルに負けてしまったのです。。。

メニューから「唐揚げ定食」の文字がこっちを見ています。目があったその表情はどこか悲しげに見えました。
私はその表情を振り切り「焼きさば定食」を待っていると。

「お待たせしました～」

やってきましたよ！　「焼きさば定食」ちゃん。　

ズキューン！！！

見た目どストライクです。私の心は打ち抜かれました。
このボリューム感！これだけついて750円！？
値段の安さに思わず心の中で「お値段以上♪天照～♪」と歌ってしまいました。

どこからいただこうかなぁ～。
まずは、副菜の綺麗にドレスアップされた南瓜たちをいただきます。
「美味い！」
出汁の色が薄いので薄味かなと思って食べましたが、違います！
南瓜たちに京風の出汁がちょうどいい具合に染みていて味もしっかりついていますが濃くなく上品な味に仕上がっているのです。

次に副々菜の切り干し大根とひじき煮をいただきました。これも美味い！食欲をそそる味付けで　ちょっとづつ食べればいいものを、いっきに食べてしまいました。
もうこの時点で、私の評価はもうニコニコの100点満点。

さぁさぁ　それでは、あの例の私の心を射止めたスタイル抜群の「焼きサバ」ちゃんをいただきます。

『美味い！！！』
思わず口に出してしまいました。

クスクス。
少し店員さんに笑われましたが、そんなの関係ねぇ～♪　そんなの関係ねぇ～♪　と心で歌い食べ続けました。

脂ののった「焼きさば」ちゃんは、絶妙な塩加減で私の五感を刺激してきます。

『う～ん　幸せ』

幸せを存分にかみしめていると、食べてて気づいた事がありました。
あれっ？サバの独特の魚臭さがない。なぜか？そういやメニューに自家製の塩さばにし・・・と書いてあったのでそれかなぁと考えてると、そこへちょうど花板さんが来られたので聞いてみました。すると
「昔、京都で京料理してた時に教わった事で、京都市は海がないのでどうしても流通段階で魚臭さが出てしまう。これをどうしたものかと考えて生み出された技法なんだよ」
と丁寧に教えてくださいました。

今日は美味しいご飯も食べれて料理の勉強もできて
「あ～　舞鶴に生まれてよかった」っと思ったランチでした。

皆様も是非『お食事亭　天照』さんへ行ってみてください。

※現在のランチ営業は、土・日曜・祝日のみ営業されています。


追伸
ランチを食べた後、花板さんとお話しをしました。
花板さんは、この道40年以上の料理人さんで和食を中心に料理をされていたとの事でした。でも、花板さんいわく、「できない料理はありません！スッポン以外は」とおっしゃっておられました。
天照さんは、花板さんの息子さんも一緒にお仕事をされていて息子さんは、洋食のシェフをされてたとの事でした。今後　この親子がコラボレーションする料理に目が離せません。

あっ！忘れていました。

今度行った時は、天照さんイチオシの「唐揚げ定食」を食べることを誓い家路に着きました。

※店内写真とメニューは、舞鶴に新しくオープンしたお店の中にあります。
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