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まいぷれ編集部が、畳工房ヨシオカの畳職人、吉岡さんにインタビューしてきました♪

京都府与謝野町で畳職人として活躍する「畳工房ヨシオカ」の吉岡さん。
令和7年度の厚生労働省発明功労者として表彰を受けるなど、その技術力の高さは畳業界において高く評価されています。
本記事では、常に新たな挑戦を続ける畳職人の吉岡さんに、畳づくりへの想いや、今後の新たな取り組みについて、地域情報サイトまいぷれ編集部が沢山お話を伺いしてきました!
吉岡さんの畳に込める熱い思い。ぜひチェックしてみてくださいね♪

畳工房ヨシオカは、創業明治8年(1875年)の老舗の畳屋さんです。
現在の代表・吉岡さんは5代目にあたり、1977年頃から畳づくりに携わられています。
長年の研究開発が実を結び、2023年8月、暖房畳『温心』の特許(特許番号7333507)を正式に取得。さらにこの成果が認められ、令和7年度(第69回)京都府発明考案功労者として京都府知事表彰を受けています。
この賞は、京都府が発明考案・創意工夫の重要性を広くアピールし、科学技術の発展及び発明考案・創意工夫に対する意欲の向上を図るため、昭和32年から毎年、発明等功労者を知事表彰しているものです。
建築様式の変化とともに、畳業界も新しいものづくりへと変わっていく中で、吉岡さんは常に新たな挑戦を続けています。
現代の住宅事情について、吉岡さんはこのように語ります。
吉岡さん:
「畳の需要がすごく減っていて、新築でも畳の部屋が少ないのが現状なんです。」
そんな状況の中でも、吉岡さんが大切にしているのは「お客様のニーズに合わせた畳づくり」です。
吉岡さん:
「お客様のニーズに合わせた畳づくりを基本としています。昔からのスタンダードな畳だけでなく、今では様々な種類の商品が誕生しており、今まで以上に幅広く作ることができるようになりました。」
畳工房ヨシオカでは、単なる畳の張り替えではなく、お客様の要望を全て組み込んだオリジナルの「アート畳」などの制作も行っています。和紙・樹脂・い草など様々な素材から選び、縁の有無やデザインも自由に組み合わせることができるのです。
吉岡さん:
「お客様が素材や形などを選択して、それに合わせて畳の縁も選択をして…。そういった要望を取り入れて、オリジナルで畳を作っています。」
手作りだからこそできる自由度の高さ。それが畳工房ヨシオカの最大の強みです。


畳の依頼としてよくイメージされるのは、住宅の畳の施工や張替えです。
吉岡さん:
「直近行った施工としては、新築住宅の4畳半のスペースに1畳サイズの縁なし畳を納品しました。近頃、新築住宅に畳の部屋が減少している中ではありますが、縁なしの畳を入れることで、モダンなお部屋にも映える落ち着いた空間になるんです。」
縁なしのすっきりとしたデザインは、現代的な住宅にも自然に馴染みやすく、新しく畳を入れることでお部屋の雰囲気をガラッと変えることができるため、プチリフォームのような形でご依頼される方もいらっしゃるそうです。お客様の要望に合わせて、様々な素材や色から選べるので、お好みのお部屋作りに活かせるのは嬉しいポイントですね。

吉岡さん:
「通常と異なる場所で言うと、サウナの中に畳を施工させてもらったことがあります。サウナって水分が出るので、水に強い樹脂系の素材を使ったり、高温にも耐えられる熱に強い素材を選んだり、そういった工夫が必要だったことが少し難しいポイントでしたね。」
高温多湿というサウナ特有の環境に対応するため、樹脂系の畳を採用。
多少の伸び縮みは避けられないものの、使用による劣化なども計算に入れたうえで丁寧に施工が行われました。
吉岡さん:
「サウナに畳?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、サウナ内の温度が高温なので、実はカビは生えにくいんです。今回施工したのは古民家を再生して会員制の民泊みたいな場所で、イメージ以上の仕上がりに大変喜んでいただけました。」

施工前

施工後
吉岡さん:
「最初は畳6枚分の依頼を受けたのですが、ショールームにて実際に暖房畳の良さを家族皆さんで体感してもらってーー。それから、部屋全体をリフォームすることになりました。」
実際に体験してその効果を実感したお客様は、フローリング部分も含めて部屋全体を暖房畳にすることを決意。ヒーターのサイズ変更など細かい調整が必要でしたが、最終的には大変満足していただけたそうです。
吉岡さん:
「暖房畳の温度は38℃から40℃までとなっており、じっと座っていたとしても低温やけどの心配がないんです。今回のお客様も、40代のお子さんと60代後半のご両親で同居されていて、その安心感も喜ばれるポイントでした。」
温度管理だけでなく、さらに注目したいのが耐久性です。
吉岡さん:
「暖房畳の耐久性が高く、約80年くらいは十分に使ってもらえる設計となっています。実際に畳表は和紙の場合は、30年以上は十分使ってもらっている実績があります。」

福知山市の保育園では、暖房畳の体験会を実施し、暖房畳のあったかさや安全性などを体感していただく機会となりました。
吉岡さん: 「実際体験していただいた先生からは、『熱すぎずちょうどいいあったかい』など、嬉しいお声をいただきました」
住宅はもちろん、今回のように幼稚園や保育園、病院、介護施設、お食事処など、様々な場所での利用
暖房畳は住宅への導入はもちろん、今回のように幼稚園や保育園、病院・介護施設・お食事処など様々な場所での活用が期待されています。

黒檀を使用した畳や、木の繊維で作られた木目調の畳など、従来の畳のイメージを変える新たな商品の開発にも日々取り組まれています。
吉岡さん:
「他の畳屋にはないものを…と思って、京都の家具屋さんと共同開発を行いました。」
1本ずつ丁寧に引いて剥いで作られるその畳は、まるでフローリングのような見た目でありながら、畳ならではの柔らかさや温もりを感じられる仕上がりとなっています。
木目調だけでなく、シルクで作成したものもあり、その種類は実に豊富。
近年、個性的なデザインのものを探している方もいらっしゃるようで、新たな需要が生まれつつあります。




吉岡さん:
「リフェイス畳を今後取り扱っていきたいと考えています。」
リフェイス畳は、天然い草や人工い草に続く「第3世代」の素材とされており、水に強く、爪で掻いても傷つきにくいのが特長。その高い耐久性・耐水性・耐摩耗性・変色しにくさなどにより、従来のい草の問題点を解決しています。介護施設での転倒時の怪我防止や、旅館の空間作り・ペットと泊まれるホテルなど、様々な用途での活用が期待されています。


吉岡さん:
「暖房が入ったペットハウスを今後開発したいと思っています。
あとは、コースターやランチョンマットなど、日常使いできる小物グッズの展開も今後考えていきたいですね。
畳を知らない子どもが増えている今だからこそ、まずは小さなものから畳に触れてもらい、その良さを感じてもらいたいという想いがあります。」
リフェイス畳・特許取得した暖房畳を活用したペットハウス・畳の素材・製法を活用し、作られた小物グッズなど、従来の畳の枠を超えた様々な挑戦を続ける吉岡さん。
吉岡さん:
「畳工房ヨシオカに任せたら、何でもできるって思ってもらえるような状況にしたいですね。」
その言葉通り、畳工房ヨシオカではお客様一人ひとりの「こんな畳が欲しい」という想いを形にする、従来の畳の概念にとらわれないオーダーメイドの畳づくりが日々行われています。
「こんな畳も作れるかな?」「お家の空間に合う畳はある?」
このような疑問やご要望がありましたら、まずはお気軽に畳工房ヨシオカへご相談ください。
畳はもちろん、畳を使った小物グッズなど、幅広い商品を取り扱う畳工房ヨシオカ。
相談・見積もりは無料ですので、気になることがあれば、ぜひ一度お問い合わせしてみてはいかがでしょうか。
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