夏も終わりすっかり秋ですね。こんな過ごしやすい季節は、なにか新しい事をはじめたい気持ちにもなりますよね。

そんな新しいワクワクする趣味を見つけようとしている　まいぷれ編集部Nです。

それでは、第2回目も趣味をみつけにいこう！！

まず、秋といえば・・・食欲の秋。

「う～ん　今ダイエット中だしなぁ～。」

それじゃあ・・・

秋といえば・・・行楽の秋。

私：「家族でたまには旅行でも行かへん？」※満面の笑みで

嫁：「はぁ～！！真ん中の子の卒業旅行でディズニー行くってお金貯めとんのにあんたはアホか！それよりこないだリビング誰もおらんのに、クーラーも電気もテレビもつけっぱなしでそうゆうとこからやねん！もっと節約しろ！」

私：「はい・・・」

却下をくらいました(´；ω；`)

秋といえば・・・読書の秋。

「う～ん　読んでたら催眠術にかかったように眠くなる・・・」

これもあかんな～

秋といえば・・・スポーツの秋。

「う～ん。よしっ！これならできる！！」

っということでスポーツを始めようかと思います。

「でもなにがいいかなぁ～。野球とかサッカーとかバスケは人数集めなあかんしなぁ～。あっ！そういや、ドライブショップ白鳥の生橋さんが身体動かすの好きやいうてたなぁ。ちょっと聞いてみよ。」

っということで・・・

ドライブショップ白鳥さんへ

私：「こんにちは～。ちょっと教えてほしい事があって来たんです。」

生橋さん：「車の事？あっ！こなだいだのアームレストの事？」

私：「いえいえ。そうじゃなくて趣味の事なんですよ。」

生橋さん：「趣味？またどうしたの？」

私：「秋なんでスポーツしようかと思って。生橋さんけっこう趣味あるって言うてはったから聞きにきたんですよ。」

生橋さん：「それやったら自転車どう？風になれるしめちゃくちゃ面白いで。」

私：「自転車ですか？あのたまに見かけるタイヤの細い自転車ですか？」

生橋さん：「そうそう。僕も最近買って走ってるんやけどダイエットにもなるし海辺とか走ったらめちゃくちゃ気持ちいいし気分転換もできるでほんまいいよ。」

私：「へ～。なんかよさそうですね。ちょっと自転車屋さん行ってみますわ。」

生橋さん：「それやったら　らぽーるの近所にあるバイシクルタナカさんやったら教えてくれはるわ～」

私：「ありがとうございます。ほな早速行ってみます。」

っということで・・・

バイシクルタナカさんへ・・・

お店は、らぽーるやお菓子工房ロジナさんの近くにあります。

駐車場も併設してあったのでそこに車を停めました。

私：「こんにちは。自転車の事教えてください。」

田中さん：「いらっしゃいませ。どういった事ですか？」

今までの経緯を田中さんに説明・・・かくかくしかじか・・・

田中さん：「そうなんですね。そしたら身体を動かすぐらいならクロスバイクがいいですね。」

私：「僕めっちゃ素人なんで教えてください。そもそもクロスバイクってなんですか？」

田中さん：「クロスバイクっていうのは、街乗りからサイクリングまで楽しめる自転車ですよ。なので乗りやすく疲れにくく一般的な自転車よりかはぜんぜん面白いですよ。最近ではダイエットに自転車に乗られる方が増えていますので、そういう方にはクロスバイクをオススメしてます。」

私：「ダイエット・・・めっちゃそそられる言葉ですね。じゃぁクロスバイク見せてください。」

自転車は進んだらいいもんやとしか思っていなかった私ですが話を聞いていくうちに少しワクワクしてきました。

田中さん：「これなんていかがですか？」

私：「おぉ～カッコイイですね！見たいです。」

ガサゴソ・・・ガサゴソ・・・

田中さん：「Nさんの身長だったらこれぐらいの大きさがいいと思いますね。」

私：「えっ！自転車に身長関係あるんですか？サドルで調整じゃないんですか？」

田中さん：「身長はだいぶ関係ありますよ～。やっぱり走っていて疲れにくいとか走りやすいとかあるんですよ。」

私：「へぇ～。そうなんですね。知らなかったです。じゃぁまたがらしてもらいます。」

よいっしょ。　※またがる時に掛け声をかけるようになっている自分の老いを感じます・・・

田中さん：「どうですか？しっくりきませんか？」

私：「なんとなくですが・・・しっくりきますね。」

田中さん：「じゃぁ　こちらの自転車にまたがってもらえますか？」

言われるがままもう一つの自転車にまたがります。

よっこらしょ。　※またがる動作をここ何年もしていないので体の重さを痛感します・・・

私：「あれっ！さっきのとぜんぜん感じが違います。ちょっと乗りにくいです。」

田中さん：「でしょ？身長と自転車の関わりってこういう事なんですよ。」

私：「こうやって乗り比べるとめっちゃわかるんですね。勉強になります。」

田中さん：「なので、自転車を選ぶ時は、確かにネットとかであるのは安くていいかもしれませんがこうやって実際にまたがって決められたほうがいいですよ。やっぱり自分がこれからの愛車になるので安心して安全に乗れるのが一番ですからね。」

私：「ほんと確かにそうですね。」

実際　私もネットで安く買おうとしていた側の人間ですので言葉が心に刺さります・・・

試乗中・・・

今回　特別にお店の周りを少し走らせてもらいました

キュッ！　※自転車の止まる音

母からおさがりでもらったママチャリとはブレーキの効きがあきらかに違う・・・

私：「ただいま戻りました～。めっちゃ乗りやすいし、スピードも思ってた以上に出ますね。」

田中さん：「学生の頃に乗られてた自転車とはまた別物でしょ。」

私：「はい！ぜんぜん違います。田中さんが言われるように楽しいです。」

田中さん：「そう言っていただいて私も嬉しいです。」

私：「この自転車で海辺の潮風を切って走る自分のイメージが湧いてきました。一度、帰って嫁と相談します。」

田中さん：「わかりました。あっ！そうそう。この手の自転車は、ライト、鍵、スタンドとかは付いてないのでそこはまた別途必要です。」

私：「トータルでおいくらぐらいになります？」

田中さん：「5万円あれば大丈夫ですよ。」

私：「わかりました。あとね大変言いにくいんですが・・・。嫁を口説き落とすのにアドバイスとかあります？　まず言われるのが値段なんですよね～。」

田中さん：「たしかに嫁さんへの交渉・・・難しいですよね。お気持ちお察しします。さっきも言いましたが価格で言うと確かにネットや中古は安いですよ。でも　もし車でもバイクでも買う！ってなるとあまりネットでは買わないでしょ。それは、買った後のアフターサービスですよね。自転車はメーカーから送られてきた完成品を売ってるイメージやと思うんですが、実はメーカーから運ばれてくるのはバラバラの状態でうちに届いてうちで組み立てるんですよ。」

私：「えっ！！自転車って組立られた状態でくるんじゃなかったんですね！」

田中さん：「そうですよ。なので自転車を買われるお店によって仕上がりが変わってくるんです。正直、素人さんでも組み立てる事は可能ですよ。ですけど安全性や、快適性、耐久性が大きく変わるんです。」

私：「へぇ～。そうなんですね。ってことは自転車を選ぶ時はお店からきちんと選んだ方がいいですね。」

田中さん：「ほんとそうですよ。うちは完全手直し組立を代々受け継いで行っているので、そこにすごくこだわりもってやってるんです。もちろんアフターサービスも同様です。」

私：「なんか今日すごく勉強なります。そう思うと価格だけではない　ここで購入する価値ですよね。」

田中さん：「ほんとそうですよ。私が悲しくなるのは、せっかくいい自転車を購入されても組立方が粗悪でほんとの自転車の性能が発揮できてなくて自転車が面白くなくなって自転車離れがおこる事なんですよ。なので少しでも購入される方にはこのようにお伝えしてるんです。」

私：「今日は色々と教えていただいてありがとうございます。最後にこれも嫁との交渉材料に使いたいんで教えてください。田中さんにとっての自転車の魅力ってなんです？」

田中さん：「それは、やっぱりスピードが出るので爽快感ですね。あとは車やバイク、マラソンとかで見る景色と全く違うっていう事とその景色を楽しみながら遠くに行けることですかね。」

私：「わかりました。そう思うと子供や嫁さんとも一緒に楽しめますもんね。わかりました。ちょっと交渉してみます。」

田中さん：「はい。また来てくださいね。あっ！そういえば・・・」

私：「どうしたんですか？」

田中さん：「もしですけど、本格的に始めようって考えておられるのであれば、うちのお店で「Rise」っていうが自転車チームがあるんです。それはロードレースに出たりしていて、今度も自転車メーカーシマノ主催の鈴鹿サーキットを自転車で走るレースに出場するんですよ。そういった事もうちではしてるので、もし今後、自転車を始められてもっとスピードを求められたり仲間と一緒に走りたいとか、思われたらそういうのもありますのでそん時は声かけてくださいね。ただレースに出場するので練習とかはかなりキツイですよ(笑)。でもその後の達成感をすごく気持ちいいです。」

私：「そういうチームもあるんですね。めっちゃすごいですね。もし今回、交渉成立してある程度楽しくなってきたらそういうのも視野に入れてみます。今日はありがとうございました。また連絡します。」

お家へ帰宅

私：「ただいまぁ～。」

今夜は、一世一代の嫁との商談。プロポーズした時のように緊張します・・・

はあぁ～。※大きなため息

結婚する前はあんなに優しかった嫁は今では、口を開けば・・・

デブ、豚、ハゲ・・・と罵られます。

デブと豚は一緒やないかいっ！とはツッコめず・・・いつもは小さく小さく耐えております。

でも今日の私は違います！！

商談は準備が8割と言いますので、帰りの車の中では、嫁との商談をイメージしたロールプレイングもしました。

そして自転車の良さをもう一度、田中さんの言葉を思い出しメモもしました。

まだまだあります。

人を説得するには。というビジネス本も読み、人を説得するにはまずは相手の言い分もしっかり聞いて、自分の想いを一方的に伝えるのではなくこの自転車を購入後どういった効果があって、周りの人にもどういう幸せな影響を及ぼすかを伝えると書いてありました。

よしっ！！

私：「ママ！ちょっと話があるんやけどいいかな・・・」

嫁：「なにっ！ちょっと家事しとるで待って！！」

※ちょっと心が折れます

シャ―――　キュッ！　※水道を止める音

嫁：「もぉ～！なに？」

私：「あんなぁ～　趣味で自転車始めたいんやけど買ってもええやろか・・・？」

嫁：「はぁ～！趣味！？　私は子育てやってんのにか！」

言うと思ってましたよ　その言葉。こっちはロールプレイング済やから無問題！

私：「ほんまママは365日休みなしで毎日家事や子育てすごく頑張ってくれててほんま感謝してます。ありがとう。せやで少しでも子育てにも参加したいしこの自転車で子供ともおでかけして少しでもママの休まる時間を作ってあげたくてね」※ドヤ顔で

嫁：「パパありがとう・・・ってなるか！！ほんなら夜飲みに出んと毎日帰ってきて子供と遊んでよ」

私：「はい・・・おっしゃる通りです」

沈黙が1分ほど続きました

嫁：「はぁ～。でも、パパが働いてくれてるからこうして生活できることに感謝してるよ。だから家事手伝ってとは言わんから子どもとは遊んであげて。それが条件」

私：「えっ！ならいいの？」

嫁：「あとお金は家計からは出せんからおこずかいで買いなよ」

おおおぉーーーーーーー！！！　※歓喜の雄たけび

私：「ありがとうございます」

嫁：「あっ！言うとかなあかん事が一つあったわ。あんた　へそくり下駄箱の靴の中に入れてたやろ？それは無いでね。子どもの学費用で貯金しといたから」

私：「えっ。えっ！えっ！えぇぇ―――！！！」

嫁：「だって名前書いてなかったもん。あんたこないだ自分の物には名前を書くって子どもに教えてたやん。ってことで　これから自転車貯金頑張ってね。ほんで条件は絶対やでな！！！」

私：「え、え、あ、あ、あっ。あっ。」言葉が出ません・・・

嫁：「さぁ～。お風呂入ってこ。洗濯あるで、あんたも私出たらすぐ入ってよ！」

やっぱり嫁には勝てないと思い知らされた夜でした・・・。

これから私は、貯めたお金を銀行に入れるようにと激しく想い、夢の自転車のためにコツコツとお金を貯める決意を固めました。