農福連携とは
農福連携は、障害者らが農業に携わることで、その生きがいづくりや就労先の確保だけでなく、人手不足や高齢化が進む農業分野における新たな働き手を期待できる、双方にとってメリットのある取り組みです。
この活動は全国で広がっており、舞鶴市においても、人手不足に悩む農家の方と、就労場所を確保したい福祉事業所を引き合わせるマッチング事業に取り組んでいます。今回は、令和8年度からはじまった「おかやす農園」と「就労支援『ぽーれぽーれ』」の取り組みを紹介します。
農家と福祉施設の連携による取り組みについて
令和2年度から女布地区で始まった農福連携の取り組み。当時は「女布万願寺とうがらし生産組合」と連携して実施していましたが、現在は同組合から畑を引き継がれた「おかやす農園」と共に取り組んでいます。約4アールの畑では、センターの利用者3名が日々作業にあたっています。
ここでの3名の作業は、収穫した万願寺とうがらしの【選果】、選果したとうがらしの【袋詰め】、その後、彩菜館等への【納品】です。
選果も袋詰めもすべて手作業で、丁寧に取り組んでおられます。

【選果の様子】
・収穫されたたくさんの万願寺とうがらしを、ひとつひとつ確認して仕分けします。

・おかやす農園さんの計らいで、とうがらしの大きさを計測しやすいように、テーブルに10cm・13cmごとにテープを貼っていただきました。

・とうがらしの大きさごとに、「秀・優」と「良」に分けます。

・仕分けたら、袋詰めの前にチェックしてもらいます。

・袋詰めでは、同じ量を入れられるように重さを計測する人、袋詰めする人、テープで封をする人と役割分担します。
袋詰めの際にも、傷や虫食いがないかなど、あらためてチェックされていました。

・袋詰めまで完了したものがこちら。彩菜館やぽーれぽーれで販売されています。
当時、組合では舞鶴市からの提案をきっかけに、令和2年からセンターの利用者を受け入れていました。その後、畑を引き継がれた「おかやす農園」の岡安さんから「農福連携の取り組みもぜひ継続したい」とお申し出いただき、現在も活動が続いています。
農福連携は初めての試みだったため、事前に参加される方の心身の状態を気にかけていただき、状況に応じた配慮や作業計画を準備いただきました。岡安さんからは「選果や袋詰めなど、忙しい時期なのでとても助かっています」とありがたいお声をいただいています。
利用者の皆さんは、意欲的に、責任感を持って、そして、とても楽しそうに作業に取り組んでおられました。
ここでの活動をとても楽しみにしておられ、いつもとは異なる環境や農作業という場が、普段以上の意欲やその人の強みを引き出すきっかけにもなっています。

